親父が死んだ日
今日は弟が自分で医者に行く日なので、親父の朝飯の世話を頼まれてました。
ほとんどのおかずなどは弟が用意してあったので、炊けたばかりのご飯だけ盛り付けて親父を起こしに行き、声をかけると反応がないので体を触ると冷たくなって固くなっていました。
それから自分の部屋にいたお袋に声をかけて呼んで、さあ、どうすればいいって話になって、もう息をしていないどころか冷たくなっている人間を救急車呼んでも運んでくれないよって話になって、じゃ、取り敢えず主治医の先生に連絡しようって話で主治医に連絡したところ、医者が見ているところで亡くなったわけではない場合、警察が入ることになっているから警察に連絡しろってことになって、警察に連絡したところ、救急に連絡して救急車の人が状態を見て、警察とかに連絡してくれるので、救急車を呼べって話になって、救急車を呼んで、まず救急車が5分くらいして来てから、最初の通報で出発していた警察が来て、叔母に頼んで連れてきてもらった主治医の先生が到着して、検視とかが始まって、検視が始まったところで救急が引き上げて、いきました。
そのあたりで弟が医者から帰ってきて、医者の診断と警察の検視で事件性はないと確認されて医者と警察が帰って行きました。
それから今度は何度も親戚の関係で知り合いの葬儀屋の営業の人に連絡をして、その人の連絡で葬儀屋自体から連絡が来て、最初の段取りをしに葬儀屋の人が来るというけど、アルトの修理が終わったのを引き取りにいかなければならないので対応を弟に任せてアルトを引き取りに行きました。(P6000撮影)
主治医の先生を送って行った叔母が死亡診断書ではなく死体検案書というのを主治医の先生から貰ってきてくれたのですが、それを葬儀屋と対応していた弟が書いていたけど本籍を変えたかどうだか分からないというので、帰ってきたばかりのアルトに乗って再び本籍を調べに役場に行って住民票を取って調べ、そのついでに役場近くにある派出所に死体検案書のコピーを渡してきました。
家に帰り着いた時の車内から撮った風景。(P6000撮影)
その間に朝連絡しておいた神奈川の兄が到着していました。
なので、駐車場を取られてしまいました。
平均燃費は比較的気温が低かったけど日中の時間帯に割と続けて長い距離を走ったので、一昨日昨日で少し落ちていたのがずいぶん回復しました。(P6000撮影)
丁度2度目の出かける時に来た映画「おくりびと」の死体に正装をしたり化粧をしたりする仕事の女性がしばらくして帰って行きましたが、口が開きっぱなしになって硬直で閉まらなかったものがキレイに閉められていたり、ああ、死体って感じだったのをまるで生きているかのような化粧をしてくれたりと、さすが技能士って作業に感嘆しました。
何よりも死んだ人間とずっと一緒にいて黙々と作業するというのは、如何ばかりの心持だろうと尊敬の念を禁じ得ませんでした。
それにしても、この数日で人の脳の壊れていくのを見せつけられたような気がしました。
だんだんボケが激しくなってきて、朝は食事の途中で呆けてしまって箸が止まってしまうような状態だったのが、夕方には回復したかと思っていると次の日には元気にもりもりと食事をして機嫌よく過ごしていたという弟の話で、それが多分のその夜、誰にも知られることなく息を引き取ってしまうという…。
もしかするとロウソクの炎が最後に一瞬だけ強く輝いた状態だったのかもしれません。
残念ながら僕はその姿を見ることはできませんでした。
さて、これからが大変です。色々と。
Aki(ちゃー坊)
ご愁傷さまです
お父様のご冥福をお祈り申し上げます