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2008年04月18日の記事は以下のとおりです。

エンジン完成

  • 2008/04/18 21:38
  • カテゴリー:Gorilla

ボアアップエンジンの組み立て完了しました。

昨日までの腰下の組み立てから、今日は腰上へ。

まず、メーカー不明のボアアップシリンダーとピストンを箱から出し、
ピストンに3つのラインに5本のリングをはめ、ピストンピンをはめるために
ピストンクリップを片側はめてから、ピストンピンをはめて、もう片側の
ピストンクリップを取り付けました。
ファイル 746-1.jpg
最初、左側から入れていたのですが、ピストンピンが入っていかないので、
クリップを外して右からにかえたら、それほど苦もなく入れることができ
ました。マニュアルには左右の区別は書いてなかったので、精巧の問題
だったのでしょう。

シリンダー下に入れるガスケットと、Oリングとノックピンを入れてから、
ピストンとシリンダーにたっぷりとオイルを塗って、ピストンリングを
押さえてすぼめて少しずつシリンダーに挿入して行きました。
ファイル 746-2.jpg
この押さえて入れるのはなかなか細かくやりにくく、ついでにオイルが
手についてヌルヌルして手が滑って、なかなかうまく入れられませんでした。

リングを入れた後もよじれないように気をつけて入れていったのですが、
なかなかすぽんと入らず、押してみたり引いてみたりよじってみたり
少しずつゆっくりと入れていきました。

そうして何とかシリンダーをおくまで入れることができたので、
シリンダーを腰下に止めるボルトを仮止めして、シリンダーを入れる時に
引き上げておいたカムチェーンのガイドローラーを入れてボルト止め
しました。

チューニングヘッドを箱から取り出し、ヘッドについているカムに接続
されているベアリングにオイルを注して、再びヘッドに取り付け、
シリンダーの上にメタルガスケットを入れ、ノックピンを入れ、Oリングと
オイルシールを取り付けてからヘッドを乗せました。
ファイル 746-3.jpg
カムチェーンはドライバーでカムのところに引っ掛けておいて、ヘッドと
シリンダーをつなぐボルトを仮止めし、ヘッドカバーを取り付けようと
した所で、ヘッドカバーやヘッドサイドカバーの古いガスケットを剥がす
のを忘れていたことに気が付き、スクレーパーで取ってから表側がとても
汚れていたので、食用洗剤で歯ブラシの古いのを使って磨き、
まだ足りないので、クリームクレンザージフでボンスターのような
金属たわしを使って磨き、まだあまりきれいではないので、紙やすりで
磨こうかと思ったのですが、あまりにも時間がかかっているので、今日は
諦めました。

すべてのカバーを洗い終わった所でオイルストーンでガスケットのある面を
面出ししました。
そして、ヘッドカバーのガスケットを取り付けて、ヘッドカバーを
シリンダーボルトにかけた後、ワッシャをかませてからナットをトルク
レンチで規定のトルクになるまでに3回に分けて締めました。

シリンダーボルトをナットで締めたことによって、シリンダーと腰下、
ヘッドとシリンダーをつなぐボルトをトルクレンチで締めました。
先にこちらを締めてしまうと、シリンダーやヘッドが傾いて、正しい
トルク管理ができないらしいので。

そして上死点を出すためにフライホイールのTの字を印にあわせて、
ヘッドのカムをバルブ全閉状態にしてカムチェーンを広げてカムスプロ
ケットを入れて、カムスプロケットの○マークと印が一致するように
カムチェーンをずらして、カムスプロケットをボルトで固定しました。
ファイル 746-4.jpg

次にアジャストスクリューとシグネスゲージを使って、バルブクリアランスの
調整をしました。
ほんの微妙にずらしただけで抜けなくなったり、ゆるくなったりするので、
慎重に少し抵抗があるくらいの状態に調整するのは結構苦労しました。

ここまで、エンジンメンテナンススタンドの上に乗せて作業していたの
ですが、排気側のバルブクリアランスを調整するには、そのままでは
できないので、エンジンメンテナンススタンドにちゃんと取り付けて
逆さまにしてクリアランスの調整をしました。

ここまで終わればシリンダーヘッドのサイドのカバーを取り付けできるので、
ガスケットをいれ3本のボルトをトルクレンチでしっかり取り付けました。
タペットキャップもトルクレンチで取り付けました。

これで、エンジン単体としては終わりですが、エンジンを本体に乗せた
ときに、チェーンをかける時にスプロケットがきっちりついていると
つかないので、簡単に外せるように新たに買って来た16丁のスプロケットを
仮止めし、ジェネレーター側のサイド(ケース)カバーは取り付けないで
あります。
この辺は本体に乗せたときに。
ファイル 746-5.jpg

吸気ポートと排気ポートにごみが入らないようにメモ用紙とビニール
テープで塞いでおきました。

ここで、エンジン関係を片付けて、時間が少し余ったので、フロント
フォークを箱から出して、色々と観察しました。
フロントフォークの取り付け状態、オイルを抜くためのボルト(?)、
ディスクブレーキのブレーキホースの長さ…。
ステンメッシュにしたいと思うのですが、まだホースはきれいなので、
最初はこのまま行こうかと、心が揺らいでいるのですが、昨日、新しく
買ってきたブレーキフルードと、現在まだ使ってないのできれいな色の
ブレーキフルードの境目が、フルード交換した時に分からなくなって
しまいそうな気もするので、交換した方がいいだろうと思いつつ、
フルード交換だけの方が簡単だろうなとか…。(^^;;;

フロントフォークオイルの抜くボルトはしっかり締まっているので、
ウエスかなんかに挟んで万力で押さえてやらないと、だめそうです。
規定の量が分からないので、開けて、現在の湯面の高さを測っておいて、
それプラスちょっと位にすればいいかなと…。
甘いかな。(^^ゞ

次にエアフィルターを出して、ブローバイガスを入れるニップルを
自分で作ればいいんじゃないかと思い立ち、次回、ホームセンターに
行った時に適当なニップルを買ってこようと思います。

続いて、キャブレターを取り出し、少しばらしてアクセルワイヤーの
取り付けるところや、ジェットニードルの段を変えるやり方を調べ、
前にナップスで購入した分離給油のニップルを塞ぐゴムが足りるか
確認して終わりにしました。


次回はフロントフォークのオイル交換をして、エンジンを乗せかえて…。
って感じでしょうか。
まぁ、エンジンの乗せかえは時間がかかると思うので、どうなるか…。

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